もしも日本型ライドシェアでこんな車両に乗れたらテンション上がりそう5選

2024年4月から日本型ライドシェアがスタートしました。日本型ライドシェアは、国内のタクシー需要の増加やタクシードライバー不足によって、タクシーの供給が不足している課題を解決するための施策です。そのため、ライドシェアサービスはタクシー事業者が運行の管理を行っております。

一般的にライドシェアで利用する車両は、ライドシェアドライバーの自家用車を利用する場合が多いです。利用できる車両は一部制限があり、例えば軽自動車はライドシェア業務に使うことができません。また、自家用車がないドライバーは、タクシー事業者が管理している車両を借りて業務を行う場合もあります。

ライドシェアサービス利用者は、自家用車に乗ると分かっていても、状態の悪い車両には当たりたくないものです。逆に貴重な車両に乗ることができると顧客満足度の向上につながるのではないかと考えました。海外の事例をご紹介すると、東南アジアを中心にライドシェアサービスを展開しているGrabでは、カンボジアなどでトゥクトゥクの配車サービスを行っています。

この記事では、かってにライドシェア委員会の独断と偏見で決めた、日本型ライドシェアでこんな車両に乗れたらテンションが上がりそう5選をご紹介します。実現される可能性は低いと思われるので、気軽に読んで楽しんでいただけたらと思います。

ライドシェアとは

ライドシェアは自動車のシェアリング方法の1つです。ライドシェアは文字通り、Ride(乗る)をShare(共有)することを意味します。いわば「相乗り」と同じ意味です。一般的に「相乗り」というと、タクシーを利用する際に行き先が近い客同士がタクシーをシェアすることを思い浮かべると思いますが、最近流行りのライドシェアは、タクシーだけではなく一般の個人ドライバーとドライブをシェアすることも指します。

ライドシェアは、より多くの人が1台の車両を使って移動することで、燃料費、高速料金、運転のストレスなど、人々の移動コストを削減します。相乗りは、移動を共有することで大気汚染、二酸化炭素排出量、道路の渋滞、駐車スペースの必要性が軽減されるため、より環境に優しくなる側面もあります。

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日本型ライドシェアが2024年4月より運行開始

2023年12⽉20⽇に第3回デジタル⾏財政改⾰会議が実施されました。交通分野の成果の一つに、タクシー・ドライバーの確保のための規制緩和、地域の⾃家⽤⾞・ドライバー活⽤によるライドシェア(タクシー事業者の運⾏管理下での新たな仕組みの創設)、⾃家⽤有償旅客運送制度の改善、タクシー事業者以外の者が⾏うライドシェア事業に係る法律制度についての方針が決まりました。

対策方針

  • タクシー・ドライバー確保のための規制緩和(二種免許有無の緩和、地理試験の廃⽌など)
  • 供給を補うため地域の⾃家⽤⾞や⼀般ドライバーを活かしたライドシェアサービスを2024年4⽉から開始予定。タクシー事業者の運⾏管理の下で仕組化
  • ⾃家⽤有償旅客運送制度を2023年内から改善
  • タクシー事業者以外の者がライドシェア事業を⾏うことを位置付ける法律制度について、2024年6⽉に向けて議論
  • 供給量増加に向けて、自動運転技術の活用を検討。⾃動運転レベル4の社会実装・事業化に必要な初期投資⽀援の予算措置を開始
  • ⾃動⾛⾏⾞両のルールの在り⽅を検討する場を2023年12⽉に設置
  • ⾃動運転の⾛⾏に係る審査に必要な⼿続きの透明性・公平性の確保策を検討するための関係省庁の枠組みを構築

なお、2024年4月8日より東京都で日本型ライドシェアの運行が開始されています。

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街中で見かけるタクシーの正体はトヨタ「JPN TAXI(ジャパンタクシー)」

5選を紹介する前に、都心部など街中でよく見かける”あの”タクシーについてご紹介します。タクシーといえば昔はトヨタ「コンフォート」などのセダンタイプをよく見かけましたが、近年はコンパクトミニバンタイプの車両をよく見かけます。その正体はトヨタ「JPN TAXI(ジャパンタクシー)」という車両です。

JPN TAXI(ジャパンタクシー)の概要

JPN TAXI(ジャパンタクシー)は乗客の利便性を徹底的に追求した車両です。簡単に以下のような特徴があります。

外装

JPN TAXIはさまざまな方にとって利用しやすいデザインです。 フロアの高さが320mmとなっているため、車いすの方も杖をひかれている方も、どなたでも乗り降りしやすくなっています。また、スライドドアの開口幅が720mm・開口高1,300mmとなっているので、旅行者やビジネスマンは、荷物が多くてもゆったりくつろげます。 グリップから構造に至るまで配慮されたデザインとなっています。デザインは単純に乗り降りするための移動手段の道具だけはなく、乗客、乗務員、ドライバーそれぞれが満足する飽きのこないデザインが追求されています。

後部座席のドアには、紫外線を約99%カットし、 赤外線もカットするプライバシーガラスが導入されています。

内装

内装は後部座席がフラットな3列シートのため、大人3人でも楽に乗車することができます。そして乗降観点の特徴として、ご年配の方や車いすの方でも助手席への乗り降りがしやすいよう、アシストグリップを設置し、助手席のシートクッションに工夫がされています。

ラゲージスペースは392Lと大容量の荷室です。スーツケースは2個、ゴルフバッグは最大4個を収納することができます。(サイズによっては難しい場合もあります)

JPN TAXIは車内の空気環境にも配慮を行っています。まずは、パナソニックの技術ナノイーXを搭載しています。パナソニックの生活家電で使われている技術を搭載することで、車内の快適な空気環境を提供しています。次に、天井内のサーキュレーターです。後席の吹き出し口からエアコンの冷風を効率よく送るために設置されています。乗客が風量を調節できるレバーも後席天井部にあります。

その他、充電用のUSB端子やリアシートヒーターなど様々な機能を搭載することで、乗客への配慮を行っています。

JPN TAXIとシエンタの比較

JPN TAXIは、乗客を徹底的に配慮する仕組みを提供していることがわかりました。最後に一般車両とのスペックの違いを簡単に比較したいと思います。スペックの近い車両として、シエンタGグレード2WD(5人乗り)と比較をしてみましょう。このくらい違いがあるんだな、程度にご覧ください。

項目JPN TAXI(ジャパンタクシー)シエンタ
匠(たくみ)和(なごみ)G(5人乗り)
車両型式2WD2WD2WD
価格3,592,600円3,367,100円2,650,000円
総排気量1,496L1,496L1,490L
気筒直列4気筒直列4気筒直列3気筒
全長4,400mm4,400mm4,260mm
全幅1,695mm1,695mm1,695mm
全高1,750mm1,750mm1,695mm
燃料消費率(WLTCモード)16.8km/L16.8km/L28.4km/L
車両重量1,410kg1,390kg1,340kg
最小回転半径5.3m5.3m5.0m

寸法に関しては、全幅は同じでしたが、全長・全高はJPN TAXIの方が大きいことがわかります。また、燃料消費率はシエンタの方が良く、最小回転半径もシエンタの方が小さいことがわかります。個人利用に向いていることがわかります。

日本型ライドシェアでこんな車両に乗れたらテンション上がりそう5選

かってにライドシェア委員会の独断と偏見で決めた、日本型ライドシェアでこんな車両に乗れたらテンションが上がりそう5選をご紹介します。実現可能性は低いと思いますが、こんな車に乗れたらな、という想像の世界で楽しんでいただけたらと思います。

①トヨタセンチュリー

まず最初はトヨタのセンチュリーです。センチュリーを選択した理由はなんといっても国内最高級の高級車両という点です。内閣総理大臣の専用車や皇室でも利用されている格式が非常に高い車種です。トヨタの中でも一番高級な車にランクされています。フロントグリルにある鳳凰のエンブレムがセンチュリーの象徴です。

後部座席は独立した2つのシートがあります。リクライニングも可能で、優雅な時間を過ごすことができるでしょう。

2023年9月に新型モデルが登場しました。これまではセダンタイプでしたが新型モデルではSUVの雰囲気もある外観となっています。価格は2,500万円〜とのことです。

一般のライドシェア車両に使われることはないと思いますが、富裕層向けのエクスクルーシブなオプションとして登場する可能性はわずかながらあるでしょう。

②ハマー リムジン

ハマーはアメリカの自動車メーカーで、当初は軍用車両として生産されていました。圧倒される外観に合致するパワーと耐久性は一般車両の中ではトップクラスだと思います。そのハマーにはリムジンタイプも存在するようです。ハマー リムジンをピックアップした理由は、ハマーに一度乗ってみたいという観点と世の中に少数しかないと思われるリムジンタイプの体験をしたいという点からです。日本国内ではレンタルを行っている企業もあります。

室内にはバーカウンター等も設置されており、パーティーも楽しむことができます。

③テスラ CyberTruck

テスラはクリーンエネルギー関連企業で、電気自動車で一気に日本で有名になりました。そのテスラが新たに発売したのがCyberTruckです。特徴は、何といっても唯一無二の外観です。そのほとんどが直線で構成されており、特殊な素材を用いて制作されています。その素材は耐久性にも優れており、CEOのイーロンマスクが別の会社SpaceXで行っている宇宙事業において、スペースシャトルの構築にも利用されています。耐久性を証明するために、CyberTruck発表会で車体をハンマーで叩いたり鉄球を投げるなどのパフォーマンスを行い、ガラスにヒビが入ったのは世界的に有名です。

そんな最先端の技術が搭載されている、CyberTruckに一度でいいから乗ってみたいということから選定しました。

しかしながら、2024年4月にアクセルペダルの不具合によってリコールの発表がありました。安全面では課題があるので、ライドシェア車両の登場の可能性は極めて低いでしょう。

④BMW カブリオレ

次はオープンカーです。海沿いをオープンカーで走行するのは憧れる人も多いのではないでしょうか。ライドシェアでオープンカーに乗れる体験ができれば特定のニーズが生まれるのでは、ということで選定しました。

BMWのカブリオレを選定した理由は、最高級のオープンカーである点と4人乗りまで可能、という点からです。

⑤日本ならではのコンセプトカー ※現存しません

最後に少し方向性を変えたアイデアです。子供向けやインバウンドを狙った取り組みもできるのではないかということで、カスタマイズしたコンセプトカーというのも良いかもしれません。

子供向けであれば、モルカーのような子供に受け入れられやすそうなキャラクターのデザインを施した車両だったり、インバウンド向けであれば、ポケモンなどのゲームやドラゴンボールなどのアニメといったIPを活用したラッピングカーなどは受けが良いかも、と思いました。コロナが明けて外国人観光客が増え、東京エリアではゴーカートで首都圏を走っている外国人をよく見かけます。その国ならではの移動手段を提供することができれば思い出になるのではないでしょうか。(マリオの衣装は着ていませんでした。)

まとめ

いかがでしたか?独断と偏見で「こんなライドシェア車両があったらいいな」と妄想を膨らませて起稿しました。今回選んだものは実現は難しいと思いますが、エンタメ要素も取り入れると旅行の思い出作りに貢献できるかもしれません。チャレンジングな企業が登場することを楽しみにしています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。他の記事もぜひご覧ください!

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