スキマバイトサービスのメルカリハロにライドシェアドライバー求人登場!タイミーは?【2024年6月更新】

2024年4月から運行開始した日本型ライドシェア。ライドシェアドライバーの募集にも多くの応募者がいるというレポートもあります。今後国内のライドシェア市場は伸びることが予想されます。それに伴って雇用ニーズも増えてくることが予想されます。

近年日本国内の求人サービスで注目されているのが隙間時間にバイトを行うサービス「スキマバイト」です。主要サービスにはタイミーメルカリハロなどがあります。タウンワークも追従している形となっており、スキマバイト業界が伸びていることが窺えます。

これらを踏まえて、今後スキマバイトサービスにライドシェアドライバーが登場するのかどうか、独自の見解をお伝えいたします。

【2024年6月更新】メルカリハロにライドシェアドライバー求人登場

メルカリが2024年5月31日にリリースを出しました。「メルカリ ハロ」にて、タクシー・ライドシェア事業の運営を行うnewmo株式会社が大阪でのライドシェア事業開始に向けて実施する研修への参加者の求人募集を開始した、とのことです。

このリリースから分かる通り、全国のタクシー事業者のライドシェアドライバー求人ではなく、出資先のnewmo株式会社が2024年秋を目指してサービス構築を行なっているライドシェアサービスの求人ということです。

newmo株式会社によると、プレエントリーを完了した方の中から抽選で1,000名様にAmazonギフト券5,000円分をプレゼントするキャンペーンを実施している、とのことです。現時点での勤務地・稼働エリアは大阪市域交通圏のみですが、今後順次全国展開を予定しており、大阪以外の方もプレエントリーが可能ということです。詳しくはこちらをご覧ください。

ライドシェアとは

ライドシェアは自動車のシェアリング方法の1つです。ライドシェアは文字通り、Ride(乗る)をShare(共有)することを意味します。いわば「相乗り」と同じ意味です。一般的に「相乗り」というと、タクシーを利用する際に行き先が近い客同士がタクシーをシェアすることを思い浮かべると思いますが、最近流行りのライドシェアは、タクシーだけではなく一般の個人ドライバーとドライブをシェアすることも指します。

ライドシェアは、より多くの人が1台の車両を使って移動することで、燃料費、高速料金、運転のストレスなど、人々の移動コストを削減します。相乗りは、移動を共有することで大気汚染、二酸化炭素排出量、道路の渋滞、駐車スペースの必要性が軽減されるため、より環境に優しくなる側面もあります。

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日本型ライドシェアが2024年4月より運行開始

2023年12⽉20⽇に第3回デジタル⾏財政改⾰会議が実施されました。交通分野の成果の一つに、タクシー・ドライバーの確保のための規制緩和、地域の⾃家⽤⾞・ドライバー活⽤によるライドシェア(タクシー事業者の運⾏管理下での新たな仕組みの創設)、⾃家⽤有償旅客運送制度の改善、タクシー事業者以外の者が⾏うライドシェア事業に係る法律制度についての方針が決まりました。

対策方針

  • タクシー・ドライバー確保のための規制緩和(二種免許有無の緩和、地理試験の廃⽌など)
  • 供給を補うため地域の⾃家⽤⾞や⼀般ドライバーを活かしたライドシェアサービスを2024年4⽉から開始予定。タクシー事業者の運⾏管理の下で仕組化
  • ⾃家⽤有償旅客運送制度を2023年内から改善
  • タクシー事業者以外の者がライドシェア事業を⾏うことを位置付ける法律制度について、2024年6⽉に向けて議論
  • 供給量増加に向けて、自動運転技術の活用を検討。⾃動運転レベル4の社会実装・事業化に必要な初期投資⽀援の予算措置を開始
  • ⾃動⾛⾏⾞両のルールの在り⽅を検討する場を2023年12⽉に設置
  • ⾃動運転の⾛⾏に係る審査に必要な⼿続きの透明性・公平性の確保策を検討するための関係省庁の枠組みを構築

なお、2024年4月8日より東京都で日本型ライドシェアの運行が開始されています。

日本型ライドシェアのドライバーの特徴

ライドシェアドライバー

日本型ライドシェアドライバーの特徴は様々あり、事業者によってルールも異なります。ここでは代表的な要素をいくつかお伝えいたします。

資格

タクシードライバーは二種免許の取得が条件となっていますが、日本型ライドシェアのドライバーは普通免許(一種免許)があればドライバー条件を満たす事業者がほとんどです。

雇用形態

日本型タクシードライバーの雇用形態はパートタイム雇用のタクシー事業者がほとんどです。副業として日本型ライドシェアドライバーを行う方も少なくありません。

研修制度

パートタイムといえどタクシー事業者の看板を背負って仕事に従事するので、アルバイト同様に基本的な業務指導を事前に行う場合がほとんどです。予約の受け付け方、利用者の確認方法、出発前の確認事項、利用者乗車中のルール、目的地到着後の操作などが該当します。基本的なコミュニケーションマナーなど含まれる場合もあるでしょう。

服装

タクシードライバーは制服を装着している場合が多いですが、日本型ライドシェアドライバーの服装は規定がない場合が多いです。

スキマバイトの特徴について

スキマバイトは、短時間または単発で行うアルバイトのことを指します。近年、スマートフォンアプリやインターネットの普及により、スキマバイトの求人が増加しています。具体的な特徴は以下の通りです。

  1. 柔軟な勤務時間
    • 勤務時間が短い仕事から長い仕事まで、内容によって様々。短いものだと1〜2時間のバイトもあります。
    • 日中や夜間、週末など、都度空いた時間を活用してバイトすることができる。副業に活用する人も少なくありません。
  2. 多種多様な職種
    • 配送、イベントスタッフ、引越し手伝い、飲食店の補助など、幅広い職種があります。
    • 未経験OKなど、特定のスキルを必要としない仕事もあります。
  3. 即時性
    • 求人情報がリアルタイムで更新され、すぐに応募・勤務開始できる場合があります。
    • 即日給与支払いの仕事もあります。

このような特徴が注目され、スキマバイト業界主要サービスのタイミーではアプリダウンロード数が500万を突破、メルカリハロもサービス開始1ヶ月で登録者が250万人を突破しています。

スキマバイトにライドシェアドライバーが登場する可能性

前述の内容踏まえて、新しい働き方として注目されている「スキマバイト」にライドシェアドライバーの職種が新たに登場するかどうかについて、個人的な見解をお伝えします。

結論、ある程度ライドシェアドライバーに従事したことのある人が一定水準に達した場合から、スキマバイトに登場するのでは、と思います。

理由は、ライドシェアドライバーの業務内容を想定したときに、即時性のある仕事内容ではない、という点です。人の命を預かる業務にあたるため、研修なしで即業務に就くのはリスクが非常に高いです。社会的に問題になる可能性があるため、スキマバイト事業側も積極的に考えていない可能性があります。しかし、過去にライドシェアドライバーを経験した人は、この限りではないと考えます。経験者であれば、即時業務に就くことができる業務と言えそうです。日本型ライドシェアは2024年4月にスタートしたばかりです。日本型ライドシェア車両ののべ稼働台数は2,283台ということから、単純計算でライドシェアドライバー経験者は2,000人程度になります。経験者が少ないこともあり、近日中にスキマバイトに登場するとは想定できませんでした。保険などの細かな条件についても慎重に検討する必要があります。

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とはいえ、スキマバイトとライドシェアドライバーの相性は悪く無いと思うので、タクシー事業以外の一般企業が運営するライドシェアがスタートした際にはより検討が進む可能性があります。例えば、2024年1月に設立されたライドシェア事業会社のnewmo株式会社です。メルカリなどから15億円の資金調達を行っているとともに、代表が元メルカリということから、メルカリハロと連携していく可能性が考えられます。もしメルカリハロでライドシェアドライバーの職種を取り扱うということになれば、タイミーほか各スキマバイト事業者もライドシェアドライバーの職種を追加していくことになるでしょう。

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まとめ

いかがでしたか?新しい働き方として注目されている「スキマバイト」にライドシェアドライバーが登場するかを独自の視点でお届けいたしました。ライドシェアドライバーは人の命を預かる仕事のため単純な追加とはいかないでしょう。おそらく様々な障壁をクリアする必要があると考えます。しかしながら、スキマバイトとライドシェアドライバーの相性は悪くなさそうなので、検討が進むことが予想されます。今後の各社の動きに注目していきたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。他の記事もぜひご覧ください!

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