札幌市や新千歳空港など北海道で日本型ライドシェア開始予定!料金や予約方法は?

観光需要が増えてきた昨今、タクシー等を活用したラストワンマイルのニーズが高まり供給不足に陥っているというニュースを見かけることが多くなりました。国内外から訪れた人をスムーズに目的地に誘導できなければ観光産業の機会損失につながります。

この問題には国も積極的な動きを見せて解決を試みています。その中で出てきた解決策の一つがライドシェアです。

本記事では、札幌や新千歳空港など北海道で日本型ライドシェアサービスが利用できる予定のエリアや、日本型ライドシェアの予約方法と料金についてご紹介します。併せて、北海道の自治体が取り組んでいるライドシェアやデマンドタクシー(相乗りタクシー)についてご紹介いたします。

北海道について

北海道は日本の北部に位置する自然豊かで広大な大地が広がっており、観光客に人気のスポットが多数あります。あまりに広いため、街から隣町へ移動する際は数十キロの移動が必要な場合もあります。観光においても、一度に北海道の東西南北それぞれのスポットに行く旅行計画を立てる人がいますが、短時間ではまず成立しません。例えば、札幌エリアを楽しんでから世界自然遺産のある知床に行く計画では、移動で一日潰れることになります。旅行計画は慎重に立てることをお勧めします。北海道へ旅行する場合の移動手段は、飛行機を使う場合が多いです。北海道の空港は、新千歳空港や函館空港、旭川空港などがあります。空港から効率的に各観光スポットへ行くには車を使うことをお勧めします。最寄りの大きな町までバスや電車などの公共交通手段も利用してからでも構いません。観光スポットによって公共交通手段ではたどり着けないスポットもあるからです。

北海道のおすすめな季節はやはり冬です。スキーなどのレジャーを楽しむのも良いですし、2月には札幌で有名な雪まつりがあります。冬以外にも、夏は富良野のラベンダー畑が見頃になるなど四季折々で北海道の楽しみ方があるのも魅力の一つです。

北海道の市町村

北海道には179の市町村があります。そのうち市は35(釧路、根室、帯広、北見、網走、紋別、札幌、小樽、留萌、北広島、江別、千歳、岩見沢、滝川、深川、旭川、富良野、苫小牧、室蘭、函館、稚内、名寄、夕張、美唄、芦別、赤平、三笠、砂川、歌志内、恵庭、伊達、登別、士別、北斗)あります。

北海道のご当地グルメ

北海道は食の宝庫です。おすすめの食べ物を一部ご紹介します。

スープカレー

近年頭角を表した北海道のグルメといえばスープカレーです。スープカレーもサラサラなものからドロドロのものまで様々、具材も細かいものからゴロゴロ大きなものまで、店舗ごとに特徴があります。食べ歩く方も少なくありません。旅行時にぜひお気に入りのスープカレー屋を見つけてみてください。

ラーメン

ラーメンは北海道のエリアで特徴があるので、ぜひ各地方のラーメンを楽しんでいただきたいです。札幌といえば味噌ですが、函館地方は塩、釧路地方は支那そばといった感じです。名店がたくさんあるので、旅行前にチェックしましょう。ただし名店は相当並ぶので、混雑時を回避して行くことをお勧めします。

ジンギスカン

北海道のグルメといえばジンギスカンを想像する人も多いでしょう。ラム肉を専用の鉄板で焼き上げて食します。ラム肉のエキスが残った鉄板で作る締めのうどんは最高に美味しいです。

寿司

北海道は水産業が盛んな地域で、多種多様の魚介類が取れます。そのため安価な回転寿司でも十分なクオリティの料理を楽しむことができます。北海道ならではのネタは「たこの頭」です。柔らかく歯応えのある食感は癖になるので、ぜひ一度食べてみてください。

ライドシェアとは

ライドシェアは自動車のシェアリング方法の1つです。ライドシェアは文字通り、Ride(乗る)をShare(共有)することを意味します。いわば「相乗り」と同じ意味です。一般的に「相乗り」というと、タクシーを利用する際に行き先が近い客同士がタクシーをシェアすることを思い浮かべると思いますが、最近流行りのライドシェアは、タクシーだけではなく一般の個人ドライバーとドライブをシェアすることも指します。

ライドシェアは、より多くの人が1台の車両を使って移動することで、燃料費、高速料金、運転のストレスなど、人々の移動コストを削減します。相乗りは、移動を共有することで大気汚染、二酸化炭素排出量、道路の渋滞、駐車スペースの必要性が軽減されるため、より環境に優しくなる側面もあります。

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日本型ライドシェアが2024年4月より運行開始

2023年12⽉20⽇に第3回デジタル⾏財政改⾰会議が実施されました。交通分野の成果の一つに、タクシー・ドライバーの確保のための規制緩和、地域の⾃家⽤⾞・ドライバー活⽤によるライドシェア(タクシー事業者の運⾏管理下での新たな仕組みの創設)、⾃家⽤有償旅客運送制度の改善、タクシー事業者以外の者が⾏うライドシェア事業に係る法律制度についての方針が決まりました。

対策方針

  • タクシー・ドライバー確保のための規制緩和(二種免許有無の緩和、地理試験の廃⽌など)
  • 供給を補うため地域の⾃家⽤⾞や⼀般ドライバーを活かしたライドシェアサービスを2024年4⽉から開始予定。タクシー事業者の運⾏管理の下で仕組化
  • ⾃家⽤有償旅客運送制度を2023年内から改善
  • タクシー事業者以外の者がライドシェア事業を⾏うことを位置付ける法律制度について、2024年6⽉に向けて議論
  • 供給量増加に向けて、自動運転技術の活用を検討。⾃動運転レベル4の社会実装・事業化に必要な初期投資⽀援の予算措置を開始
  • ⾃動⾛⾏⾞両のルールの在り⽅を検討する場を2023年12⽉に設置
  • ⾃動運転の⾛⾏に係る審査に必要な⼿続きの透明性・公平性の確保策を検討するための関係省庁の枠組みを構築

なお、2024年4月8日より東京都で日本型ライドシェアの運行が開始されています。

北海道のライドシェア検討状況

日本型ライドシェアの運行

2024年3月29日に国土交通省から発表があり、4月中に配車アプリデータに基づき不足車両数を算出・公表する営業区域を発表しました。北海道は札幌市、江別市、石狩市(旧厚田村、浜益村区域を除く)、北広島市、新千歳空港(冬期)が対象です。算出結果とタクシー事業者にライドシェアサービスの実施意向があった場合、最短で5月からライドシェアの運行が開始されます。

詳細はこちらをご覧ください。

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日本型ライドシェアの利用料金について

2024年4月時点で、日本型ライドシェアの利用料金はタクシー料金と同じです。タクシー料金が1000円のルートの場合、日本型ライドシェアの料金も1000円です。これは、現行の日本型ライドシェアの導入目的がタクシー不足を補うためであること、そしてタクシー事業者がライドシェアサービスを運営しているので価格の公平性を保つために、差分が生まれないようにしていると思われます。世界のライドシェアサービスは、タクシー料金の2割程度安く利用できると言われています。今後料金については見直しが入る可能性もあるでしょう。

自治体の取り組み

北海道は農家を営む地域も多数あるため、基本的には車移動は欠かせません。加えて、人口が札幌などの都心部に集中している傾向にあるため、過疎化が進んでいます。過疎化が進むと過疎地域では自治体の予算が減ったり、人口減少によりドライバーが確保できなくなるため、公共交通機関の運行自体もままなりません。そうなると、地方で車を保有していない人にとっては移動手段が不足している課題を抱えてしまいます。そのような状態を防ぐために、各自治体が課題解決に向けた取り組みを実施しているのでいくつかご紹介いたします。

中頓別町:なかとんべつライドシェア

中頓別地域を運行している路線バスは1路線しかなく、利用者の減少に伴いバスの便数も減少、バスの維持に係る町の負担も大きな課題となっていました。その課題を解消するために2016年度から、地域住民の方の自家用自動車を活用した新たな共助の仕組みによる「なかとんべつライドシェア実証実験」を開始しました。
2019年度からは地域の重要な交通インフラとして位置づけ、「なかとんべつライドシェア」として事業展開されています。利用は町内から利用する場合は、Uberアプリから予約して利用することができます。町外から利用する場合は専用の予約ダイヤルから電話予約します。料金は以下で定められています。

項目料金
基本料金156円/1回あたり
距離料金(時速10km以上のとき)42円/kmあたり
時間料金(時速10km未満のとき)5円/分あたり

天塩町:notteco

中頓別町同様に、天塩町は公共交通機関の利用が不便な地域にあたります。町民から最も近い病院や商業施設は、天塩町から約70km離れた稚内市にあります。公共交通機関を利用するとバスと鉄道を乗り継ぎ片道3時間かかってしまいます。この課題を解決するために2017年よりnottecoを利用して相乗りのマッチングを行い、配車対応をする取組を実施しています。nottecoはアディッシュプラス株式会社が運営している一般ドライバーの配車マッチングサービスです。

ニセコ町:にこっとBUS

ニセコ町では、高齢者や子供など車が運転できない住民の移動手段に課題を抱えていました。その課題解決手段としてデマンドバスの運行を開始しました。事前に予約をすると利用することができます。対象者は高齢者、中学生未満の子どもなど移動手段に課題を持っている人に限定されています。車両はワンボックスタイプで最大10人乗りです。詳しい情報はニセコ町のホームページをご覧ください。

自宅から町内の指定された目的地まで利用者を運んでくれます。バスの場合は停留所まで行ってバスを待つ必要があるので、自宅まできてくれるデマンドバスの方がよりスムーズに移動できるメリットを受ることができます。

その結果デマンドバスのほうが運用コスト面でも人的コスト面でも効率が良いと判断され、町内の巡回バスが廃止になりました。

ニセコは近年海外からの観光客も多いエリアです。観光客に向けたスムーズな移動手段の提供も適切な価格帯で提供すると良いのでは、と思いました。

中富良野町:なかモビ

中富良野町では、デマンドタクシーの運行が行われています。こちらもニセコ同様に利用対象者が高齢者や高校生以下など移動手段に課題を持っている人に限定されているので、導入の背景は移動手段の課題を抱えている人への新たな移動手段提供だと思われます。詳しい情報は中富良野町のホームページをご覧ください。

中富良野町では、観光客向けに無料シャトルバスの運行が行われていますが、町内巡回バスは廃止となっています。代わりにデマンドタクシーの利用を推奨している形をとっています。こちらもニセコ町同様に生産性の観点から中富良野町に適した新たな移動手段に切り替えた、といっても良いでしょう。

札幌市手稲区:チョイソコていね

交通網が発達している札幌市でもデマンドタクシーの実証実験が行われています。その場所は手稲区になります。導入の目的は、名前にもある通り「ちょっと先(チョイソコ)」の移動に課題を抱えている人の移動手段提供かと思います。現在は実証実験なので利用対象者が全員となっていますが、本格運用に移行した場合は利用対象者が限定されるかもしれません。最大8人乗車可能な車両で移動します。予約方法など詳しい情報は札幌市のホームページをご覧ください。

手稲区が選ばれたのは、面積が広いので、交通空白地域に住んでいる人がバスや地下鉄など公共交通網にたどり着くまでに時間を要するエリアが多くあったということかもしれません。札幌で地下鉄が通っていないエリアとしては清田区があります。清田区にもデマンドタクシーの導入が必要なのではと思います。

日本型ライドシェア予約方法

日本型ライドシェアは既に東京や神奈川などでスタートしているので、予約方法を事前に知ることができます。

日本型ライドシェアを利用するためには、タクシー事業と提携している配車アプリから予約する必要があります。ここでは予約可能な配車アプリをご紹介いたします。

Go

まずはアプリのダウンロードと会員登録が必要です。以下画像からアプリダウンロード画面に遷移します。現在、乗るたび500円クーポンがもらえる、「GOする!キャンペーン」の実施期間中です。初めて「GO」アプリにご登録、かつ対象エリアで利用すると、3ヶ月連続で乗車するたびに500円クーポンを月間3回まで受け取ることができます。クーポン利用には条件がありますので、詳細はキャンペーンクーポンご利用条件をご確認ください。

予約フロー

ライドシェア車両は、タクシーが呼びにくい曜日・時間帯のみでマッチングする仕組みとなります。4/8に日本型ライドシェア利用可能エリアでGoアプリを利用したところ以下のように「ライドシェアドライバー稼働中」の表示が出ました。

「タクシー・ライドシェア」を選択し、マッチングした場合は、運賃が予め確定した状態で指定場所・時間で乗ることができます。4月8日時点では、タクシーとライドシェア車両の選択はできないようでした。気になる方はぜひ一度使って見てください。

安心・安全を保つ仕組みについて

まずはドライバー評価確認機能です。日本型ライドシェア車両への手配の際、当該車両のライドシェアドライバーに対する評価が表示される仕組みになるため、乗車前に確認することができます。乗車後にはドライバーに対する評価をつける画面がアプリに表示されます。乗車体験を利用者全員で評価していくことで、ライドシェアの品質を向上させることができます。

次に乗車中の通報機能です。乗車中、アプリ画面にて警察およびタクシー営業所への通報ボタンが表示されます。万が一身の危険を感じるような事象に遭遇した場合は即座にこの機能を利用しましょう。※画面は開発中のため、実際の仕様とは異なる場合があります。

参照:PR TIMES

Uber

4月上旬より日本型ライドシェアのサービス提供を国土交通省が定めた東京、神奈川、愛知、京都のエリアで開始すると発表しました。そして4月8日に、東京エリアでライドシェアサービスが開始しました。早速アプリを利用してみると、日本型ライドシェアの車両は「自家用タクシー」と表示されました。ライドシェア料金は、Uberの初回利用クーポン50%OFF適用外のため、Uber初回利用の方はタクシー利用の方がお得になる場合があります。

Uber 日本型ライドシェア利用

予約フロー

実際に日本型ライドシェアの利用を試みました。予約の前に、「自家用タクシー」の注意事項を確認しました。利用ができない条件や、キャンセル料金について記載されているので、あらかじめ確認しておくことをお勧めします。

Uber ライドシェア注意事項

実際に予約を行います。移動場所を確定したら事前決済に進みます。Uberに登録している決済方法で決済を行います。

決済が終わったらライドシェア車両の到着を待ちます。

Uber ライドシェア車両待ち

この日は、ライドシェア車両が到着しませんでした。その場合は、このようなキャンセル画面が表示されます。決済した料金は全額返金されます。

Uber ライドシェアキャンセル

安心・安全を保つ仕組みについて

Uberのアプリでは、Uberがグローバルで展開しているライドシェアサービスの運用知見を踏襲し、乗客およびドライバーの安全確保のため、アプリ上の様々な機能を通じて予防と対策を実施しております。

  1. 家族や友人などの信頼できる連絡先を設定し、乗車状況をリアルタイムで共有する機能
  2. 利用中に不自然な停車やルート変更を検知し、Uberから乗客に安全確認メッセージを送信する機能
  3. ドライバーおよび乗客を評価する機能
  4. 乗車中に問題が発生した場合、アプリの緊急通報ボタンから警察に通報できる機能

これらの機能を活用して、安心・安全にライドシェアサービスを利用しましょう。

参照:PR TIMES

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北海道のライドシェア料金を予想

今後ライドシェアが北海道でも運用開始されることを見越して、かってにライドシェアの料金相場を予想してみました。こちらの記事もお楽しみください。

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NearMe(ニアミー)を利用したライドシェア

NearMeは乗車地から空港へ移動するためのタクシーをライドシェアすることができるサービスです。※政府が推進している「日本型ライドシェア」とは異なります。

NearMe Airport:エアポートシャトル

最大9名まで乗ることができるライドシェア(相乗り)サービスです。乗車地から目的地(空港)までのルートをAIで分析し、利用者をピックアップするルートの最適化を行い、目的地に向かいます。
ドライバーはNearMeが提携している運行事業者が行います。

NearMe Limo:エアポート貸切リモ

最大9名まで乗ることができる貸切ハイヤー・タクシー配車サービスです。NearMe Airportとは異なり、荷物の追加料金は発生しません。乗車48時間前まではキャンセル無料です。ドライバーはNearMeが提携している運行事業者が行います。

北海道でNearMeを利用する

新千歳空港や旭川空港への行き来にNearMeを利用することができます。対象エリアは次の通りです。

サービス新千歳空港提供エリア旭川空港提供エリア
NearMe Airport札幌市、ニセコ町、倶知安町
NearMe Limo旭川市、富良野市、上富良野町、中富良野町

参考までに、1週間後に大人2人子供2人で新千歳空港から札幌駅まで利用する場合の価格がどうなるのか見てみましょう。

料金はシェア乗り(NearMe Airport)は10300円となりました。この料金には早割(7日前予約)が適用された金額です。大人2人子供2人を単純に4人で移動したと考えると、一人当たりシェア乗りが2500円程度で目的地にたどり着くことができそうです。なお、手配した車両にライドシェアする人が他にもいる場合は、シェア乗りの価格がもう少し安くなります。

気になる方はこちらからアプリをダウンロードしてみてください。[Sponsored]

北海道で利用できるタクシー配車アプリ

最後に、北海道で利用できるタクシー配車アプリについても抑えておきましょう。

Uber Taxi(ウーバータクシー)

グローバルでライドシェアサービスを展開しているUberでは、日本でUber Taxiのサービスを展開しています。

北海道は、札幌市や北広島市などで利用することができます。最新の情報はUberにて確認してください。

Go

GO(ゴー)は、約10万台のタクシーをネットワークするGOが2020年9月よりスタートしたタクシーアプリです。現在2,000万ダウンロードを突破しています。

北海道は、札幌市、旭川市、釧路市 ※、北見市 ※、苫小牧市 ※、江別市、千歳市 ※、恵庭市、北広島市、石狩市 ※、北斗市、函館市 ※、室蘭市、帯広市、小樽市、上川郡鷹栖町 ※、上川郡当麻町 ※、上川郡比布町 ※、釧路郡釧路町、亀田郡七飯町、中川郡幕別町 ※、中川郡池田町、河東郡音更町、河西郡芽室町、河西郡中礼内村、河西郡更別村、磯谷郡蘭越町 ※、虻田郡ニセコ町、虻田郡倶知安町が対象エリアです。(※一部地域を除く)

現在、乗るたび500円クーポンがもらえる、「GOする!キャンペーン」の実施期間中です。初めて「GO」アプリにご登録、かつ対象エリアで利用すると、3ヶ月連続で乗車するたびに500円クーポンを月間3回まで受け取ることができます。クーポン利用には条件がありますので、詳細はキャンペーンクーポンご利用条件をご確認ください。


まとめ

いかがでしたか?2024年4月時点で北海道では日本型ライドシェアの運行はされておりませんでした。しかし、過疎地域など地域住民の移動手段に課題を抱えている自治体はライドシェアの実施やデマンドタクシーの運行などで解決を図っている状況が確認できました。

2024年4月に国土交通省がタクシー不足の調査エリアに北海道の一部エリアを対象にしました。タクシー不足の関する調査結果とタクシー事業者の申請が通れば、早ければ5月から日本型ライドシェアサービスの運行が開始されます。ラストワンマイルの移動手段不足の課題解決にライドシェアが貢献するかどうか、注目していきたいと思います。

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最後まで読んでいただきありがとうございました。他の記事もぜひご覧ください!

コメント

  1. 近藤則男 より:

    ライドシェアーに関する情報を探している中で、このサイトにたどり着きました。記事の中で、中頓別町や天塩町などの事例を書いて頂いているのですが、もう少し、細かい内容についてもご紹介を頂ければありがたいのですが。何年か前に、移住体験で中頓別町へ滞在した際、ライドシェアーの実情をお聞きし、ドライバーさんに町長さんも登録されていることに驚き、町の広さをカバーできるだけの実情ではない事も知りました。こんな中、昨年、路線バスも廃止となり、代替バスを浜頓との間での運行は決まったようですが、町内でのお店も縮小する中、大きなスーパーへの買い出しなど、ライドシェアーだけでは解決できない事もあるかと思います。一方で、高齢者の通院や、介護福祉などを考えると、街中への施設集中で、コンパクトシティかの方が先の様な気もしますが、病院が出来ても、先生すら集まらない状況で、鶏ー卵の議論となるかと思います。同じように、観光についても、例えば、道東などでは『鮭の聖地巡り』などのイベントを開催されていますが、レンタカーでしか行けないところに博物館があったり、観光スポットがあったりで、都心の様に、駅前から、簡単にタクシーで・・とはいかないところがあり、こんな所にもライドシェアーが必要な気もしますが、費用対効果ではなく、観光活性化に向けた、ニーズ対効果という事で考える事も重要なのかと感じています。稚内でも、宗谷岬へは、街中のタクシーはよっぽどでないと言ってくれません。町の観光ボランティアの延長線でのライドシェアーも必要なのかとも感じています。さらなる、記事展開を期待しています。

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