日本型ライドシェアの関心度をデータから調べてみた

日本型ライドシェアは、2024年4月8日に東京エリアの開始を皮切りにタクシーの供給不足が顕在化している各地域にも今後展開されます。スタート時、日本型ライドシェアが運行する時間帯はタクシーが不足している時間帯に限定されていますが、日本型ライドシェアがタクシー需要不足を補う手段として有効と判断された場合は、運行の時間帯や対象エリアの拡大など、身近な移動手段の一つになる可能性があります。

世間を賑わせている日本型ライドシェアですが、実際の関心度はデータにどのように表れているのでしょうか。このコラムで紹介します。

日本型ライドシェアの関心度調査方法

今回日本型ライドシェアの関心度を調べる方法にGoogleトレンドを活用します。検索キーワードとエリアでどのような傾向があったのでしょうか。集計期間は2024年3月1日〜2024年4月14日です。

ライドシェア

「ライドシェア」の検索トレンドは次の通りとなりました。

この集計期間において4月8日が最もホットトレンドとなりました。これは日本型ライドシェアが東京でサービス開始となった日です。しかしながらトレンドは2日程度で落ち着く形となりました。4月10日以降は3月のトレンド水準に近い状態となっています。サービスエリアが限定されていることや、本来のライドシェアサービスとの乖離による利用ニーズが限定的という点が単発的なトレンドに落ちつている要因ではないかと思います。

次に東京都にエリアを絞った場合、「ライドシェア」の検索トレンドはどのようになったのでしょうか。

傾向としては全体と大きく変わらないですが、4月10日以降のトレンドは全体と比較するとやや高い傾向にあります。

顧客が日本型ライドシェアを使いたい理由が提供できなければ、トレンドも下降線を辿り続けることになるでしょう。

ライドシェアドライバー

続いて、雇用ニーズの参考として「ライドシェアドライバー」についても調べてみました。

こちらに関しては、日本型ライドシェアの運行開始日が明確になったタイミングから検索トレンドが増加しております。「ライドシェア」の検索トレンド同様に4月8日の運行開始が最もホットトレンドとなりました。以降トレンドは下降傾向ですが、「ライドシェア」ほどの減衰傾向はありませんでした。副業も可能な日本型ライドシェアドライバーですので、副業ニーズは一定数あるように感じます。

まとめ

いかがでしたか?4月8日が最もホットトレンドのタイミングでしたが単発的なトレンドに終わっている状況です。すなわち関心度も下がっている状況にあります。今後運行エリアや時間帯が拡張し、さらに一般企業が参画したタイミングで本格的なライドシェアサービスが日本国内でも開始された場合は、運賃面などの顧客メリットが出てくるため、関心度も高まってくることが予想されます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。他の記事もぜひご覧ください!

コメント

タイトルとURLをコピーしました