日本ではライドシェア(≒「白タク」)に該当する行為は道路運送法の第78条に違反してしまいます。しかし2023年の12月に行われた「デジタル行財政改革会議」にて、2024年4月からタクシー会社が運営するライドシェアサービスが開始される予定となりました。タクシー会社のライドシェアリング開始に向けて各企業が動き出しています。本記事では主要タクシー会社のここまでの動きと、日本型ライドシェアドライバーになるためには二種免許が必要かどうかについてご紹介します。
二種免許とは

二種免許は、自動車で人を運ぶことを生業とし、運賃をもらうために必要な免許です。タクシー運転手になるためには必ず必要な免許となります。
従って、ライドシェアドライバーも乗客から運賃をいただく仕組みになるため、これまでの日本のルールに沿うと二種免許が必要になります。しかしながら、前述した通りタクシー運転手が不足し必要な移動手段を供給できない課題が顕在化している中で、このルールが緩和されるという動きが日本型ライドシェアでは行われます。
タクシー会社のライドシェア解禁に向けての動き
Go
タクシー配車サービスのGoはドライバーに特化した転職サービス「Goジョブ」にて「ライドシェアドライバー」の募集を行っています。
2024年4月から「日本型ライドシェア」が始まるにあたり、タクシー事業者が新しい働き方として「ライドシェアドライバー」の募集を開始しました。普通自動車運転免許を取得して1年以上経過している方であればエントリー可能です。予定する運行エリアは、タクシーが不足しているエリアや時間帯を予定しています。車は自家用車を利用することができますが、自家用車がない方もエントリーが可能です。採用後の研修制度もあります。座学研修をはじめ、ドライバーと乗客の安全を担保するための乗務に必要な研修を行います。もし万が一、事故が起きたときを想定してドライブレコーダーを設置します。発生した場合は営業所の運行スタッフがサポートを行います。
ライドシェアドライバーの特徴
- 繁忙する時間帯だけムダなく稼げる
- 副業もWワークもOK
- 固定給+歩合給
- 普通自動車免許でOK
- 服装自由
Goライドシェアドライバーの主な募集要項
雇用主
各地域に所在するタクシー事業者
職種
ライドシェアドライバー(パートタイム雇用)
対象となる方・資格
自動車運転免許取得後1年以上経過されている方。AT限定可。(二種免許不要)
勤務地
- 東京都23区
- 神奈川県横浜市
- 神奈川県川崎市
- 京都府京都市
勤務時間
各エリアによって異なる(繁忙時間帯のみを予定)
給与
各事業所によって異なる(固定+歩合給を想定)
夜勤手当、残業手当あり。※夜勤手当は22時以降の乗務に適用されます。
交通費・待遇・福利厚生
各事業所によって異なる
Goジョブの最新の情報はこちらをご覧ください。
日本交通
日本交通では「日本型ライドシェア」サービスの提供を行うにあたり、ドライバー希望者のプレエントリー受付を開始しました。今後発表が予定される国土交通省の通達に基づいて採用募集を開始する予定であり、その際にプレエントリーいただいた方へ具体的な求人等の情報をご案内します。プレエントリーはメールより受け付けています。
日本交通ライドシェアドライバーの主な募集要項
予定雇用形態
パートタイム雇用(副業可)
対象となる方・資格
自動車運転免許取得後1年以上経過されている方(二種免許不要)
業務内容
自家用車による有償運送
予定勤務地
- 東京23区
- 立川市
- さいたま市
- 横浜市
- 大阪市
- 神戸市
勤務時間
タクシー繁忙時間帯のみを予定(週20時間未満の勤務)
給与
最低時給1400円+乗務歩合+ 手当
日本交通ライドシェアに関する詳細はこちらをご覧ください。
名鉄タクシー
愛知県のタクシー事業者「名鉄タクシー」は、2024年4月4日から日本型ライドシェアのドライバー募集が開始されました。現時点では時給固定で歩合給はなさそうです。
名鉄タクシーライドシェアドライバーの主な募集要項
雇用形態
週20時間未満のパートタイム雇用(副業可)
対象となる方・資格
- 第一種自動車運転免許取得後、3年以上経過されている方
- 年齢:21歳〜70歳未満
- 従事する日以前の2年間において無事故かつ運転免許の停止処分を受けていない方
業務内容
自家用車有償運送業務(日本型ライドシェアドライバー業務)
勤務地
名古屋交通圏(主に名古屋市およびその周辺地域)
勤務時間
金曜日 16:00~20:00、土曜日 0:00~4:00
給与
時給1,500円以上(研修中は1,050円)
名鉄タクシーの募集要項詳細はこちらをご覧ください。
三和交通
神奈川・東京・埼玉のタクシー事業者「三和交通」でもライドシェアドライバーの募集ページが立ち上がっています。
求める人材
- 運転が好きな方
- 自家用車をお持ちの方
- 隙間時間に働きたい、収入を増やしたい方
- 東京、神奈川、埼玉近辺にお住まいの方
- 新しいサービスに興味がある方
より詳しい情報はこちらをご覧ください。
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ライドシェアドライバーになるために
ここまでご覧いただいて、ライドシェアドライバーに興味を持った方は、まずは企業側に問い合わせすると良いでしょう。「ライドシェアドライバーに興味があるけど、免許持っていない…」という方は、まず普通自動車免許の取得を行いましょう。取得費用と時間効率的には、短期間で取得できる合宿免許がお得ですので、ご検討ください。
まとめ
いかがでしたか?日本型ライドシェアサービスの開始に向けて各タクシー会社が動き出しました。また、先日海外の配車サービス「Uber」「DiDi」についても日本のライドシェア市場に支援する発表がありました。
4月の解禁に向けて各社とも概要のみの情報公開となっています。本当に交通サービスの課題解決につながるのかどうか、法整備の側面も重要になってきます。利用者側からすると価格帯も気になるところです。かってにライドシェア委員会では以下のような仮説を立てておりますので、気になる方はご覧ください。
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引き続き最新情報を追いたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。他の記事もぜひご覧ください!
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